Alter Bridge live at the Royal Albert Hall 6
どうも225です。
本題の前にちょっと振り返り。3年前の今日(2015年2月12日)は、渋谷O-EASTでSMKC(スラッシュおじさんと陽気な仲間たち)の公演が行われた日です。サンキューソールドアウトで大盛り上がりだったのを覚えています。
SMKCの音楽はブルーズベースのロックンロールです。(合ってる?)つまり同じくブルーズが根底にあるエアロスミスが大好きな私にとってはとても馴染みやすく、たとえ曲を知らなくても勝手に体が動いてしまうレベルなんですね。そういえばまいちゃはアメリカのボストン生まれ。エアロスミスもボストンを拠点にしていたので、何かと共通点がありますね。ちなみに私が最初にまいちゃを見たのは、本業のAlter Bridge(以下AB)よりもSMKCが先でした。2014年にアメリカのニューヨークでエアエロスミスのライブを見たのですが、その前座がSMKCだったのです。あらかじめマイルズファンの友達から彼の素晴らしさについて聞いてはいたのですが、まだその時点では写真しか見ておらず「おでこ広い」「目力ない」「非力そう」「カリスマ性がない」などと散々な感想を抱いており、スティーヴンに夢中だった私はほとんど関心を持っていませんでした。私はスティーヴンを見に来たんじゃ、前座なんぞ要らんから早くスティーヴンを出して欲しい、などとプリプリしていたくらいです。それなのに。ええ、それなのに。人生、何が起こるか分かったもんじゃありませんね。白いタンクトップの上にグレーのベストという出で立ちで颯爽とステージに現れて、力強い高音でGuns N' RosesのNightrainを歌うまいちゃを見て、天地が引っ繰り返るような強い衝撃を受けました。そして気づけば近くまでやってきたまいちゃに握手を求めようと、背の高い欧米人たちの間に立ち混じって必死にステージに向かって手を伸ばしていました。(あいにくリーチが届かず)のちに、「スティーヴンの話5回に一回くらいの割合でマイルズかっこいいって言ってた」と当時一緒に旅行をしていた友達に言われてしまいました。だってかっこよかったんだもん。何より声がすごく好き。全く想定外の収穫でしたが、大好きなエアロがまいちゃに引き合わせてくれたことに運命を感じずにはいられません。
さて、いい加減本題のRoyal Albert Hall公演について話を戻します。(すでに引っ張り過ぎですが)前回はWords Darker Than Their Wingsというレア曲について書きましたが、それがサウンドチェック直前の音漏れで聞こえてきて私は歓喜に震えました。と言っても、ここに通される前にもらったVIP土産のセットリストにはすでに書かれていたけど。
しかも2日続けて同じセットリストってことまでわかってしまうという。サプライズもへったくれもないですが、もうすでに会場の空気に飲まれているので気にしている余裕はありません。とにかく、お目当ての曲が聴けることが保証されているのでひと安心です。そうこうしているうちに、ついに待機時間が終わり、ホール内部に通されました。内部の豪華さに目を向けるより先にまいちゃの姿をステージ上に見つけて「ふわぁ〜いた〜」と思わず歓声を上げてしまいます。約1年ぶりのまいちゃは以前に見た時より痩せて見えますが、見るたびに「痩せた」と思うので、自分でも気づかないうちにSMKC時代のノースリーブ筋肉モリモリまいちゃと比べているのかもしれません。(まいちゃは着痩せします)でも相変わらず美しい。いい年をしたおじさんに対する感想としていかがなものかと思いますが、それでもまいちゃは美しいとしか言いようがないんです。だって天使だから。
ステージ上にはABの他のメンバーや、オーケストラの楽団員たちもいます。ものすごい人数。みんな真剣な表情で音を出したり何か相談したりしています。それもそのはず、ABはずっとツアーで飛び回っていて、オーケストラと音合わせをしたのはこの数日間だけなんですからね。ちなみにサウンドチェックの様子は初日も二日目もほぼ一緒です。あまり解説することはないので写真でお楽しみください。
まるで本番さながらのライトアップをしたりして、会場はすっかりいい雰囲気。2日目のサウンドチェックでは、まいちゃがステージからふっといなくなったかと思うと、ステージ正面のシーティングエリアに立って、音響を確かめたりしていました。
そんなこんなで結構長めにサウンドチェックを楽しんだ後、いよいよミート&グリートの時間です。(書いててなんだかドキドキしてきた)係りの人が声をかけ、ミーグリをする人が続々とステージに上がる階段の方に集まります。でも、え?ミーグリない人達がまだ残っている…衆人環視の中で、しかもオーケストラをバックにしてミーグリ???憧れのメンバーの近くに立つだけでもめちゃくちゃ緊張するのに、大勢に見守られながらミーグリ?無理です。でもミーグリは待った無し。いつもは事前に荷物を一箇所に置くようになっているんですが、今回はそれもなし。バッグはいいとして、ジャケットは脱がないとせっかくの一張羅を着てきた意味がありません。なので会場は少し寒かったけど、ジャケットを脱いでミーグリ無しの友達に預け、腕に鳥肌が立った状態で順番を待ちます。下記は友達に撮ってもらった写真です。(ありがとうございます)
そしていよいよメンバーと再会。まずはマークからです。
目が合うと、ニコッと笑って"Hi!"と声をかけてくれます。その笑顔があまりにもゴージャス過ぎるので、クラクラと立ちくらみがして思わずよろけました。(大げさでなく)よく「笑顔が眩しい」という表現がありますが、まるでマークのためにあるような言葉だと思います。向こうはあくまで仕事の一環だと分かっていますが、まるで旧知の友達に会ったような完璧で自然な笑顔を向けられて(しかも歯がキレイ)、思わず"I love you"と口走りそうになります。それぐらいゴージャスかつハンサムなんです。そんなこんなで足元はフワフワしておぼつかないながら、なんとか表面上は平静を取り戻し、書いてきた手紙を渡すと"Oh, that's so sweet"と言ってくれました。そしてハグ。マークは写真で見る限り筋骨隆々といった風貌ですが、実際はシュッとして細く、顔が小さいせいなのか、思ったより小柄に見えます。(と言っても180cmくらいあるけど)ほとんど力を入れずにハグしてくれて、私もビビっているので形だけ返します。そして次はドラムのフリップ。残念ながらハグしている時の写真はありませんが、私がベースのブライアンに挨拶している時に手紙の宛名をじっと見てくれていました。(この後の撮影の邪魔にならないよう、マークが回収しようとしています)
ブライアンは会うといつも"Hi sweetie"と声をかけてくれます。去年はライブ後に会った際、なんと名前も呼んでくれたのですが(手紙を読んで覚えたらしい)さすがに昔のことなので今回は普通の挨拶でした。
そしていよいよまいちゃです。テンパっていて何を言っていいか分からず、とりあえず手紙を渡します。そしてハグ。
まいちゃはここでもマークとの対称性を発揮します。マークは完璧なスマイルとソフトなハグで、誰に対しても同じテンションで臨み、何というか隙のないプロフェッショナルです。さすがグラミー賞まで獲得したモンスターバンドCreedに在籍していただけあって、貫禄があります。一方のまいちゃはというと、相手によって対応が若干変化します。顔なじみのダイハードファンに対しては「いつもの」という感じでリラックスした笑顔で対応しますが、滅多に会わないor初めて会うファンに対しては、こちらの出方を伺います。私の時はまるで考えを読み取ろうとするかのようにこちらの目をじーっと覗き込まれました。(余計に緊張するっての)そうして私の思いを知ってか知らずか、ぎゅーっと力を入れてハグしてくれます。(先に手紙を渡してしまったので、この時は片手でのハグでした)華奢だけど大きな手で背中を包み込まれ、緊張しているはずなのに不思議な安心感を覚えます。ああ、来て良かった。。。と心底思いました。そうして体を離してから"I'm so happy to see you"と震える声でやっと言うと、"Happy to see you"というこだまが返ってきました。1ミリもそんなこと思っていないのは明白ですが、たとえ社交辞令でも嬉しいものです。これを糧にまた生きていけますからね。そうして最後にメンバー全員と一緒に写真を撮ってミーグリは終了。この後再び会場の外で並び、ライブ本番まで待機となりました。
続く。
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