H.e.a.tライブinドイツ その2

どうも、225です。

前回の続きだけど、長くなりそうなのでこの記事では前座までで終わりそう。H.e.a.tライブのみ読みたい方は飛ばしてね。


話は戻って去年の12月16日。朝食を済ませた後ホテルをチェックアウトして中央駅に向かい、Sバーンに乗って今度はHamburg Dammtor駅へ移動。(中央駅から1駅)

立派な駅舎ですね。中にお店がいくつか入っていたので、とりあえず水を買ってホテルへ移動します。(自販機がほぼない?ので水の確保に必死)

今回の宿は会場からの近さで選んだのだけど、一つの建物の中にいくつもホテルが入っているという、ちょっと変わったものでした。

エレベーターで目的の階に降りてチェックインを済ませます。内装はクラシカルで可愛い。ただ、めちゃくちゃ古いので、ドアは重たいし、あちこちでギシギシ音がします。壁も薄い。

受付のおじいちゃんが英語を話せたので良かったけど、メイドさんたちは英語が分からなかったみたい。英語通じる人がいて良かった。。

そしてお部屋は広くはないけど、清潔感があったし、水とリンゴがサービスで置かれていたのもうれしかったです。

バスタブがあったけど、シャワーカーテンがなくて「?」と思っていたら、シャワーヘッドが壁のとても低い位置に固定されている。。。初めて見たわ。これは強制的にバスタブの中に座ってシャワー浴びるしかないってことですね。(お湯が飛び散らないからシャワーカーテンも不要)そしてお湯が貯められないように栓の部分がカットされていました。(これも初めて見た)

荷物を置いてライブ用の格好に着替え、会場の下見をすべく外へ。(この日も曇っていてめちゃくちゃ寒かった)3分くらい歩くと、目的の黒い平屋の建物があって『LOGO』と書いてあります。想像以上に小さい会場。そしてなんで平屋?

ポスターがたくさん貼られていますね。時間は1時くらいだったと思うけど、会場の周りにはまだお客はいませんでした。が、黒いバスが横付けしている。これはもしや。。。?と思って近づいたら、今回のツアーに帯同しているバンドマンたちが自ら機材を中に運び入れていました。(写真撮るの忘れた)その中には今回初めて見るShiraz LaneのボーカルHannesやギタリストのMikiもいて、私は心の中で「うきゃー!!」と叫んでいたものの、なんか忙しそうで遠慮してしまい、サインも写真ももらいそびれました(泣)。それでなんとなく様子を眺めていたら、バスの中からH.e.a.tのCrash(ds)が降りてきたので、思わず駆け寄って声をかけました。「あなた達のライブを見るために日本から来たの」と言うと、彼は得意の日本語で「ワタシハ、クラッシュデス」と自己紹介してくれました。(知ってるよ)彼は少し咳をしていて、風邪を引いている様子。この寒い時期にヨーロッパを過酷なバスの旅で巡っているんだもの、体力も落ちるし風邪も引くよね。。。バンドマンは大変だなぁーと思いました。そして彼と話している最中に、またバスから見覚えのある人物が。

「アーーーーーーーDave!!!!!」


そう、今回のこの遠征は、ある意味彼に会いに来たと言っても過言ではありません。彼のギターピックがどうしても欲しかったんです。(ギターピックのために海外遠征)いわゆるコレクターではないんですけど、自分が好きなアーティストの分身として?その人が使ったものや触ったものを宝物にしたい気持ち、音楽ファンならわかるはず。今回のツアーで彼はギターピックを自分でデザインしていて、それがとっても可愛かったんです。だから「絶対欲しい」なと。とはいえ、まだライブは始まっていないので、ピックのおねだりは後ですることにして「また会えて嬉しい!!!」と素直な気持ちを前のめり気味に伝えました。そうしたら笑顔でHow have you been?と。アーーーーーーーーーーー覚えててくれた!!!!!もうそれだけでアイムゴナダイ。2月の来日公演の時に、ちょっと色々あって彼と(他のメンバーにも)個人的に会う機会があったんですが、その時に私はロングヘア+前髪パッツンでした。で、今回の遠征より少し前に髪をバッサリ切ったので、見た目がすっかり変わってしまったんです。だから下手したら覚えていないかもしれない。。。と思っていたところだったので、本当に本当に嬉しかったです。(まあ、会いに行くよと伝えておいたけど)しかも笑顔。初めて見た。Daveといえばいつもクールなポーカーフェイスで、「人生で何か楽しいと思ったことある?」とききたくなる感じだったんですが、今回はとても柔らかい、優しい表情だったので、私の中のババ様が「王蟲が心を開いておる…」とオイオイ泣き出しました。そしてこのチャンスを逃すまいと、近くにいた男性(前座のバンドメンバーなのかスタッフなのか覚えていない)にスマホを渡して記念撮影。

いつものハット+革ジャン+お気に入りの超カラフルなスウェット風パンツ+ウェストポーチという、かなりクセの強い独特な出で立ち。(好き)手には不思議な丸い形のケース(スウェーデンのタバコとのこと)を持っていました。ああ〜もう旅の目的の半分は達成されてしまった。あとはライブまで待つだけです。とりあえず彼もここに着いたばかりでギターなどを運ぶ必要があったので、私も一旦離れました。


近隣のカフェで食事をして、ホテルに戻り、その後17:30頃会場へ向かいました。

開場は19時。外は雪が降っていて、すごく寒い。私より先に女の子が二人並んでいたけど、二人とも革ジャンで寒そう。。。私はヒートテックなどを着込んでいたので、風が吹かなければまあ耐えられるという感じ。ありがとうユニクロ…


しばらくするとポツポツ人が集まり始めました。この時近くに女性の親子がいて、娘さんの方が英語で話しかけてくれて、お互いH.e.a.tが大好きということで意気投合。友達になりました。(彼女もバンドをやっているそう。H.e.a.tのライブでステージに上げられてErikとマイクシェアをした時の写真を見せてくれました)旅先で友達ができるのは嬉しいですね。


そしていよいよ開場し、セキュリティチェックを受けてステージ目がけて小走り。ラッキーなことに、ほぼステージ中央・最前列に陣取ることができました。目の前に柱があるという奇妙なステージだったけど、とにかく近い。目の前には一番手のShiraz Laneのバックドロップが見えます。(天井が低すぎて全部入っていない)

そしていよいよライブがスタートしました。


本当にひどい写真ですみません。デジカメも持って行ったんだけど、ライティングが暗めだったのと、メンバーの動きが早いこと、距離が近すぎること、そもそも私の腕が悪いことなどが相まって、こんなボケボケの写真しか撮れませんでした。


でもライブはすごくよかった!!!!!

Shiraz Laneはフィンランドのバンドなんですが、ボーカルのHannesの声変わり前みたいな高音ボイスがとても特徴的。うまく言えないけど、どこか退廃的でコケティッシュな響きを持っていて、私が大大大好きなまいちゃ(マイルズ・ケネディ)の安定感と深みのある声音とは真逆。でも不思議だけど、それが魅力でもあるんです。彼の声を聞いていて感じる不安定さは、よく聞くと本当にうまくコントロールされたもので、実際に歌えと言われたら、一体どれくらいのボーカリストがきちんと歌えるんだろうか?と感じるくらい。これは本当に天才なのでは???と私は思っています。


本当に俄かなので、メンバーの名前を全員分覚えたのはギリギリだったんですが、一番最後に覚えたリードギターのJaniがかっこよかったです。あとdsのAnaがこれまた女の子みたい。(Hannesも女の子っぽいけど)でも気持ちの良い叩きっぷりで曲を盛り上げます。(誰かに似てると思ったけど、宮崎あおいだ!今わかった)そしてツアー中にインフルになったらしいJoelは、もう良くなったのかな?ベースを力強くガンガンかき鳴らします。あとはH.e.a.tのDaveの双子の弟(に見えるくらい似ている)のMiki。なんと私の大好きな曲『Harder To Breathe』の演奏終了後に、ギターピックを手渡しでくれました。多分、真ん中に一人だけ黒髪のアジア人がいて目に付いたんだと思います。彼のこともずっと気になっていたので、めちゃくちゃ嬉しかったです。でもあまりにも動揺してしまい、思わず「Joel!!!」と間違えてベーシストの名前を叫んでしまったのは内緒。

途中のJaniのギターソロがしびれます。でもHannesの高音ボーカルを存分に堪能したい方は『Mental Slavery』を是非。私はこの曲を聞いてShiraz Laneが好きになりました。


Hannesが童顔すぎて、最初は子供が歌ってるのかと思ったけど。彼は見た目の幼さとは裏腹に精神的成熟度が高いのか、とてもメッセージ性の高い歌詞を書きます。そのギャップもまた魅力。人と人とがもっと協力しあって生きるべき、というような思いを込めた『People Like Us』もとてもいい曲です。


この他にも数曲やったけど、セトリは忘れちゃった。とても短いセットだったけど、非常に見応えのあるステージを披露してくれて楽しかったです。(私の後ろにいた女性ファンが発狂しすぎてガンガンぶつかってきて痛かったけど)是非また彼らのライブを見たいなーと思いました。Hannesはインスタのストーリーでファンからの「どの外国に行きたい?」という質問に対し「日本にまたすぐ行きたい!(一度だけ来日したことがある)」と答えていたので、是非来てほしいものです。

続く。

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